セロ弾きのゴーシュ<カッコウ>

赤まんま

2009年09月07日 19:45

茂田井武の「セロ弾きのゴーシュ」








カッコウは何故托卵をするのでしょうね。「驚き」ですよね。

以前テレビで見たことがありますが、

他の鳥の巣に卵を托して2つの卵がほぼ同時にかえった場合、
2羽のヒナが落とし合いをする。敗れたほうには当然死が待っている。
カッコウの卵を見破って排除する鳥もいるからカッコウもその鳥の卵に模様を似せるなど見破られないようにするための能力が発達しているそうです。

私たち人間からみると「ひどい!」ことです。
まだ解明されていないそうですが、きっとそうやって生命の継続、保存、をする事もワケがあるのでしょう。自然界は不思議で残酷なことであふれていますね。

それはそうと、鳴き声も特徴がありそうです。
古来、日本人はカッコウの鳴き声に物寂しさを感じてたようで

「閑古鳥が鳴く」とうちの店みたいなさびれたのをいうが、これもカッコウのことなんですよね。
松尾芭蕉「憂きわれをさびしがらせよ閑古鳥」というのもある。

ヨーロッパでもそのわかりやすい鳴き声は古くから親しまれており、様々な音楽に取り入れられているという。たとえば『おもちゃの交響曲』、ベートーベンの『第六交響曲』(田園)などだそうです。

宮沢賢治はこんなことも良く知っていたのですね。