篠田桃紅さんのこと
先日この2冊だけ見つけたので買ってきました。
この小さな本の中に説得力ある桃紅さん自身の言葉と感動して引用した言葉の数々。
桃紅さんが100歳越して骨折をしたときに
つくづく凄い人だと思う芥川龍之介が30代で言っていた言葉を思い出す。
「運命は性格の中にあり」
ほんとにつくづくそうだなと感心しています。
熱中していると次の事につながる。
次がいいか、つまらないか、
わからないから続いている。
これもすごくわかりやすい言葉です。
桃紅さんは言います。
石川啄木が歌った「ふるさとの山に向かいて言うことなし、ふるさとの山はありがたきかな」
折れた自分の気持ちを取り戻した啄木。
キリストが聖書のなかで「我、山に向いて目をあぐ」
自分の気持ちを引き上げたキリスト。
二人の天才の言葉を、私は山を見るたびに思い出す。
そうした言葉に出会えたことは、私にとって幸福だったと思う
先日友人と花見がてら行った時に見た山を思い出しました。
書もまた「秘すれば花」であると見て、ひたすら孤心をまもることにする
という桃紅さんのことをもっともっと知りたいと思っています。
これは最初の4分の1くらいのページに書かれていたものです。
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