ご無沙汰しました。
もう二週間が過ぎました。
若い二人が海の向こうに大いなる希望と少しばかりの不安も携えながら旅立った日から。
彼らは仕事も決まっておりませんし、お金もありません。
親である私たち戦後の団塊世代の育った時代とは世界の状況は一変しています。
日本もスペインも、席を設けて「さあ、ここにいらっしゃい」と若者を待つ
というわけにはいかない国勢。
彼らは両国の家族を、それから繋がりのある人々を、そして自身の未来を信じて飛んでいきました。
そして何より二人の心。
成田からの「行ってきます」の電話。
「何があっても全力で君を守る」とルイが言ってくれたから、安心してねということだった。
出発前の一週間
せめて、気持ちよく旅立つ手伝いがあればと両手を空にしておきました。
でも、手を貸すことは別段にありませんので・・・・・・
ただ、お土産の手配と共に過ごす時間を味わうことだけでした。
つまり手を空にではなく気持ちを空に・・・・でした。
あちらに着いてからは毎日スカイプでビデオ電話をしています。
すると、あちらのママがいつも台所でお料理中の光景がバックに写ります。
こちらにいる時と状況が同じです。
大体の生活が想像つきます。
パーティ続きで多くの人に会ったそうですが、みんなとてもいい人だったという。
それだけで幸せです。彼らも私たちも。
というわけで・・・・・
私は私の席に戻ることに・・・・・
彼らの空けた二階の二部屋を仕事部屋にします。
ベッドを処分して、
和室の押入れを片付けて、
洋間に一階の仕事道具を運び込み
とか、とか、とかに明け暮れて
やっと今週から起動開始
な~~んてね
環境を整えるだけで不発かもしれません。
とは言ってられません。
というのも、今週末には母の残したレシピから郷土料理の「酒寿司」の講習会というか、
私は一人ではできませんので、「みんなで作りましょう」会をします。
材料集めと前日からの仕込みが大仕事です。
それから
6月7日からはクロワッサンの店で「夏のごあいさつ」で暑中見舞い展を
「わ座二人展」でやりますからその制作に入ります。
冬のご注文が出来上がっていないのが心苦しいところです。
時間を倍にしてくれる神様
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