「ゐ」

赤まんま

2009年11月22日 10:24

いろはの「ゐ」です。
やせ犬ですが・・・


「ゐぬいぬはいぬ」居ぬ犬は往ぬ。
 夏草や主ゐぬ間の生ひ放題という様につかわれる「ゐ」です。

「色っぽい」を描きましたがこれは「い」です。

ウィスキーのイはカタカナの「ヰ」でいいのかな?
居眠りは「ゐ」でいいのではないかと思います。

旧仮名遣もしくは正仮名遣で「ゐ」とか「ゑ」があります。
この「ゐ」と言う文字はもう使われていませんが、国語辞典、古語辞典、漢和辞典、現代用語辞典等などひいて探してはみましたが、そもそもはどんな意味のある文字だったのか、私にはまだよく分かっていません。漢字で書くと「有為の奥山」だから「為」で、カタカナなら「ヰ」となるそうだ。
「ゑ」の方がまだ何処かの屋号とかに残っていて文字の持つ意味のイメージがなんとなくつかみ易い気がします。

いろは歌

仏教的な言葉がつかってあり、空海が創った歌という話もあるそうですが、それは間違いだそうで、空海のいた時代にはもうこの歌はあったのだそうです。
何気なくいろはの文字絵をはじめましたが、旧仮名遣でつっかえてしまいました。
  おまけ     
    
<助っ人のメールがありました>

私が高校生くらいにききかじった話では
旧仮名遣いにいろいろあるのは、流行のなごりだそうです。

ゑとえ、とか、ゐとい、とかは、元の成立の漢字がそれぞれです。
万葉仮名のころは好き勝手が主流でした。

その後平仮名ができたときに好き勝手の名残はそのままですが、ある程度統一されました。
平仮名の成り立ちは女御や女房の「ギャル文字」みたいなものだから、どの漢字を崩した平仮名を使うかというのは、雰囲気と流行があったそうです。

しかし、明治政府が全国の教育を一律に、とした際に旧仮名遣いと新仮名遣いができました。
ゐやゑはいわば捨て子になったわけです。

文化というものは教育のように平準化はできず、まだまだ生きているのです。

と、先生が言ってたように記憶してます。

なーるほどね













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